小千谷縮のご紹介
こんにちは!JR東日本ホテルメッツ長岡の小林です。
今回も当館1階に展示してある「小千谷縮」を紹介いたします。
(当館に展示してある長岡工芸品のご紹介は今回で最後となります)
小千谷縮とは新潟県の小千谷市周辺を生産地とする苧麻しを使った麻織物です。
撚りが強い緯糸で織った布を湯もみする事で「しぼ」を出した織物です。
昔は農民の副業として特に冬に生産されていました。
・「しぼ」とは織物の表面に作られる細かい波上の凹凸のことです。
・「苧麻し」とは多年生植物のカラムシの別名。その茎の皮から取った繊維。精製したもの
で織った布は上布とされます)
小千谷縮は南魚沼市を生産地とする越後上布と共に1955年に国の重要文化財に指定され、
2009年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されている。
小千谷地方は平成16年中越地震によって大きな被害を受け一時は織物づくりもストップ
しましたが、現在は織物づくりに活気が戻ってきています。
小千谷縮は糸つくり・絣括り・手織の全てが人の手が頼りのため手間暇かけてつくりださ
れるので高級品と呼ばれています。
生地はさらさら感が特徴で夏の朝の着物でオシャレ着として使われています。
また、小千谷縮は年月を経て色が褪せたり汚れたりしても再び雪に晒すことで
色鮮やかに蘇り、綺麗になるそうです。これを「小千谷縮の里帰り」と呼ぶそうです。
小千谷縮の商品は長岡の駅ビルCoCoLo長岡2階の「布ギャラリー」にて小千谷縮のライ
フスタイルの展開、伝統織物や創作織物を展示しています。ギフト関連でも喜ばれている
ようです。
お時間ありましたら、ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
CoCoLo長岡「布ギャラリー」
フロア CoCoLo長岡 2F
営業時間 10:00〜20:00
電話番号 0258-39-4666
JR東日本ホテルメッツ 長岡|2018.12.05 (05:24)